【彼岸島48日後…】198話「武闘会」やめんかユカポンには夢があるんじゃ

勝次が東都ドームで行われている武闘会の賞品にされたと聞き、明達は東都ドームまでたどり着いた。

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あらすじ

明「ここが…　東都ドーム…　待ってろ勝次。すぐに助けてやる」

明達は筏を隠し、東都ドームの入り口前まで歩いてきた。

東都ドームの周りには吸血鬼は1人もいなかった。

東都ドームを前にしたユカポンは涙を流しだす。

ネズミ「どうしたんだよ。そんな泣くなんて。俺がいるから怖くないよ」

ユカポン「ごめんね。ちょっと悲しくなっただけだから。ほら私アイドルだったでしょ。みんなでずっと東都ドームでライブやるのを目標に必死で頑張ってきたから。このボロボロの東都ドームを見てたら、もう夢は一生叶わないんだなって。もう大丈夫気にしないで。自分でも驚いちゃった。まだ私未練があったんだね。行こ、待って明さん！」

ユカポンは明を追いかける。

ネズミ「くゥ…　鮫島さん…　あの娘の夢をズタズタにした吸血鬼たちを…　俺、初めて心から憎いと思うよ…」

鮫島「…そうだな。行こう。俺たちはそのクソ吸血鬼どもから仲間を救うんだ」

東都ドームに入ったが、吸血鬼の歓声は聞こえるが姿は見えない。

鮫島「みんなよっぽど集中して戦いを見てんだな」

通路を進んでいくと、ドーム内が見えるところまで来た。

ドームの中では鎖に繋がれた邪鬼を相手に戦っている吸血鬼たちがいた。

鮫島「なんだコイツら…　なんで吸血鬼と邪鬼が戦ってんだ…？」

ネズミ「武闘会…？　これが…？」

観戦している吸血鬼「モタモタしてっと本戦出れねェぞ!!　男を見せやがれ!!」

鮫島「本戦？　って事はこれは予選か？」

明「邪鬼を倒せた者のみ、本戦に参加できるって事か」

邪鬼にやられる吸血鬼がいる中、邪鬼を倒す吸血鬼もいた。

鮫島「マジか。吸血鬼のクセに倒す奴もいやがった…」

明（勝次はどこだ!!　アイツはこの大会の景品!!　この会場のどこかにいるはずだ!!）

明がドームの天井から吊り下げられている檻を見つけ、その中に勝次がいることを発見した。

明「いた…」

感想

今週の左吉が、命の恩人である勝次を助けにようやく東都ドームまで来たのに、一言も喋りやがらねェ！　アップで顔を映すコマもねェ!!

コイツのやってる事は
よくわからんな
話半分で見ておこう

先週は、東都ドームまで来たから「目立つから帆をたたもう」とかやってたのに、今週はドームの前を堂々と5人並んで歩いてやがる！

東都ドーム内に入ったらさすがに警戒して「キョロキョロ」

その後、ソロリソロリと歩くかと思いきや、廊下の真ん中をザッザッと歩きやがる！　ここで吸血鬼に見つかったらどうするつもりだァ？　へ？そうか！　広いドームの広場で見つかっちまうと囲まれてしまう。だが、この廊下だと一方向からくる吸血鬼を相手にするだけでいい。挟まれちまっても片方を鮫島にまかせることも出来る。ハ　同じ宮本姓の宮本武蔵の戦い方を実践しているというワケか！　なるほど考えちょる。

ユカポン「大丈夫だ
リアクションごとき
なんぼ来ようと
返したるわ」

ユカポンはしっかり浮き輪を持ってきてやがる！

この後、毎度のことながら服が乾くのが早くねェか？

でも服は乾くが、ユカポンの涙は枯れねェ…　東都ドームを目指していたアイドル時代を思い出し、ボロボロの東都ドームを見てもう夢が叶わないと現実を前に泣き出しやがった…　だが、夢が叶わねえとなって泣いちまった後でもこの笑顔と仕草！
ユカポン

この恥じらいが
耳まで赤くなって
かわいいからちくしょう!!

そのユカポンが夢みた舞台で邪鬼と吸血鬼が殺し合い！それを見たユカポンは…

手で顔を覆いながらも、全ては隠さず、しっかり見て、リアクションの表情を見せるというプロっぷり！

あったよ！リアクションのチャンスが!!
ユカポン（26歳）「でかした！」

コイツ、東都ドームどころか全国ドームツアーを行えるほどの人気アイドルになれたんじゃねェのか？　ゆかぽん推しのコイツらも…
ユカポンのファン
ユカポンのステージを見たかっただろうなァ…　でも邪鬼に食べられちまったからなぁ…　この武闘会で吸血鬼となって登場！吸血鬼になってもユカポンを助ける！とかも出来ねェなぁ。